米国の連邦裁判所は、AI企業Anthropicと作家らの間で合意された15億ドルの著作権和解を認可した。この判決は、これまでに認可された中で最大規模の著作権集団訴訟和解として記録された。裁判では、AnthropicがAI訓練に書籍を使用することが「公正使用」にあたるという主張もあったが、無許可での使用は著作権侵害となり得るとされた。

一部の作家は、弁護士費用が高額で作家に支払われる補償が低すぎると反対した。しかし、裁判官のアラセリ・マルティネス=オルグインは、反対意見を却下し、合意の有効性を確認した。裁判官は、影響を受けた作家および出版社の約91%が合意に参加し、わずか350人だけが参加を拒否したと強調。この高い参加率は、大多数が合意を公正と見なしていることを示している。

合意では、著作物1冊あたり3000ドルが支払われる。これは法定補償額の4倍にあたる。一方で、裁判官は弁護士費用の請求額を20%から7%未満に引き下げた。また、訴訟を代表した3人の作家への報酬も減額された。