Linux カーネル開発者の Usama Arif は、Zstd 圧縮コードが新しいコンテキストを作成するたびに CPU の BMI2 命令サポートを実行時にチェックしており、不要であると指摘した。この問題を一度の検出で解決するため、3 つのパッチを提出した。

従来の方式では、各ブロックの圧縮・解凍時に 2 回の CPUID 命令を実行し、負荷が高くなっていた。SquashFS、EROFS、Btrfs、F2FS などのファイルシステムがこの手法を使用していた。新しいパッチは BMI2 サポートを一度だけ問い合わせ、同一ベンチマークで解凍時間を %71、圧縮時間を %18 短縮した。

パッチは Linux カーネルのメーリングリストでレビュー中で、採用されれば次期カーネルに取り込まれる。今回の改善は、特に高性能ファイルシステムや暗号アプリケーションにおける CPU リソース使用量の削減を狙っている。