オーストラリア・クイーンズランド沖で、インド太平洋ボトルノーズイルカが「シェリング」と呼ばれる珍しい狩りの技術を使う様子が初めてカメラに収められた。この技術では、イルカが獲物を大きな空の海の貝殻の中に追い込み、貝殻を空中に投げ上げて中の獲物を食べる。この行動はこれまで、西オーストラリアのシャークベイ地域でしか記録されていなかった。

ハービーベイで撮影された新しい映像は、この狩りの戦略が東オーストラリアでも行われていることを証明している。研究者たちは、成体のイルカと子イルカが一緒にシェリングを行う様子を観察した。これは、親が子に狩りの技術を教えている可能性を示している。

イルカがこの技術をどのように学ぶのかはまだ完全には解明されていない。研究者たちは、この行動が親から子へ、またグループの他のメンバーへと伝わる可能性があると推測している。さらに研究が進めば、この技術の広がりや学習過程がよりよく理解できるようになるだろう。