ライプツィヒのライプニッツ対流圏研究所(TROPOS)の科学者らは、スペインとフランスの森林火災による煙の粒子が10-11kmの高度まで上昇し、ドイツまで運ばれたことをライダー測定で確認した。2026年7月28日~30日の夜、ライプツィヒ上空の空気塊は15時間前にボルドー近郊の火災地域に存在し、煙の層が観測された。
煙の層の高度は、北米の深刻な森林火災後にライプツィヒで初めて観測されたレベルだった。パイロ積乱雲(Pyrocumulonimbus)と呼ばれる火災によって引き起こされる雷雨雲は、煙の粒子が上層対流圏に運ばれるのに影響を与えた。しかし、この煙が単一のPyroCb現象に帰属できるかどうかはまだ不明だ。
TROPOSの研究者らは、煙の粒子が気候に与える影響を調査している。これらの粒子は、太陽放射を散乱したり、冷却効果のある雲の形成に貢献したりすることで気候に影響を与える可能性がある。しかし、これらの影響を完全に理解するためには、さらに研究が必要である。
