シコルスキーは、MATRIX自動化技術をBETA TechnologiesのALIA MV250ハイブリッド垂直離着陸(VTOL)機に統合した。この統合により、通信基盤やインフラ、空域がリスクの高い地域で有人飛行を必要とせずに、迅速かつ安全な貨物輸送が可能になる。両社は7月上旬に合意し、2週間以内にCX300機でテストを完了した。

MV250は、BETAのALIAシリーズに共通する飛行制御アーキテクチャにより、MATRIXシステムと容易に互換性を確保した。MATRIXはオープンアーキテクチャの自動化システムとして設計されており、異なる飛行制御システムとの統合が可能だ。この柔軟性により、対応可能な航空機の種類や任務のタイプを広げることができる。

シコルスキーは2021年から自動化ロジスティクス運用をテストしており、MATRIXは500回以上のテストとデモで1,000時間以上の飛行実績を積んだ。このシステムは20種類以上の航空機プラットフォームで使用されており、100人以上のオペレーターが訓練を受けている。DARPAのAircrew Labor In-cockpit Automation Systemプログラムの基盤にもなっているMATRIXは、将来の軍事ロジスティクスシステムで重要な役割を果たす。