1010Benjaは、AIツールSunoを使って制作した『Semiramis’ Dream』で、AIベースの音楽制作に質と創造性が可能であることを示した。この曲は、濃厚なジャングルリズムと人間の声で注目を集め、多くの聴衆がボーカルがAIによって生成されたことに気づかない。Benjaは歌詞を書き、自分の声を録音し、協力者と共に音楽を構築した。これらの要素をSunoに投入し、出力結果をAbletonで編集し、このプロセスを数百回繰り返した。

BenjaはAIの使用を隠さず、この手法を倫理的に問題視している。しかし、経済的困難とリソースの制約から、AIを道具として利用している。曲中のコーラスのような効果は人間の声でも実現可能だと認めているが、それは彼にとってコストが高く、現実的ではない。AIは、彼の創造的ビジョンを実現する手助けをしている。

このプロセスは、AIが単なるランダムな出力ではなく、創造的なアーティストの手ではより深いツールになり得ることを示している。BenjaはAIの倫理的・環境的コストを認識しているが、現時点では代替手段がないと語る。この曲は、AIを「スロップエンジン」と見なす傾向を揺るがしている。