アレクサンドラ・ペックマンの監督デビュー作である映画『Magazine』は、2011年夏を舞台に、架空の企業系文学誌『Platen』でインターンをする若き詩人ノラ(リリー・マッキナニー)の物語を描く。

『パリ・レビュー』を思わせる同誌のオフィスで過ごす一夏を通じ、ノラの理想主義、職場での人間関係、最初の幻滅が、当時のファッションや音楽を背景にした温かなノスタルジーの枠組みで描かれる。

ペックマンは自身の雑誌勤務経験を基に脚本を執筆し、当時のオフィス恋愛、野心、文壇の魅力を、リアリズムというよりは寓話的な雰囲気で再構築している。