名古屋大学主導の研究で、繁殖期に高いエネルギー需要にさらされた海鳥が、早期移動により翌年の子育て数を増やす一方、自身の生存率が低下することが明らかになった。研究チームは2021年から2024年にかけて、アラスカのミドルトン島で251羽のクロアシカモメを追跡した。

研究者らはエネルギー消費量を3グループに分けて調査。高消費グループは10%の子育て成功率だったのに対し、コントロールグループと追加餌を与えたグループは43~44%の成功率を示した。高消費グループは繁殖期終了後に早期移動し、より長距離を移動する傾向が見られた。

これらの海鳥は翌年の子育て数を増やしたが、生存率が低いことが判明した。