Grabetteは、ハンドグラッパー、2つのカメラ、Raspberry Piで構成される低コストデバイスだ。ユーザーが手の動きを記録する際、広角魚眼カメラが環境を捉え、RGBDカメラが6自由度(6-DoF)の動きの軌跡を追跡する。これらのデータはデバイスに保存され、ブラウザを通じてシンプルなインターフェースでLeRobotデータセットに変換される。ロボットや実験室、遠隔操作機器は不要だ。

収集されたデータは、あらゆるロボットアームで動作するよう標準化されている。Grabetteだけでなく、そのロボット版であるGripetteとも互換性がある。これにより、異なるロボットや学習手法でデータを活用できる。すべての部品は商業的に購入可能で、オープンソースである。誰でも自分用のGrabetteを組み立てられる。

このプロジェクトは、単一の研究所ではなく、広範なコミュニティの貢献で成長することを目的としている。ユーザーは自身の関心分野のタスクを記録し、Hugging Face Hubにアップロードすることで、ロボット学習のためのより豊かで多様なデータベースを構築できる。今後、Casquetteと呼ばれるヘッドマウント型POVデバイスも追加される予定だ。