Hubble宇宙望遠鏡が昨年得た観測結果、土星の南極付近で六角形形状の雲模様を明らかにした。画像では北極にXマークが示され、周囲を巡る雲の帯が囲んでいる。北極では1987年以来知られていた六角形構造に対し、南極には六角形構造が検出された。
構造の境縁は、極から遠く高速で移動する気体と極に近い遅い気体の相互作用によって生じる波と関連している可能性がある。特に六角形は暗い内部領域でより際立って見える。北極の六角形は40年以上にわたり安定を保っているのに対し、南極の六角形の安定性は明確でない。
この発見は、土星の極大気ダイナミクスが対称ではないことを示している。南極六角形の長期的な安定性は今後の研究課題のままだ。Hubbleのデータは、この幾何学的構造の形成メカニズムを理解するための新たな手がかりを提供している。
