ヒューストン動物園とベイラー医科大学の15年にわたる共同研究により、フィル・エンドテリアルトロピック・ヘルペスウイルス(EEHV)に対する実験的mRNAワクチンが、アジアゾウの若個体をこの致命的なウイルスから守る可能性を示す初の証拠を提供した。ワクチンは2つの異なる研究でテストされ、ワクチン接種を受けた若いゾウが自然なEEHV1A感染に対して抵抗力を示し、重い出血性疾患を発症せずに回復できることが観察された。

ワクチンは、ヒューストン動物園でテスという名のアジアゾウを使った試験で開始され、その後シンシナティ動物園で自然なEEHV1A感染にさらされた2頭の若いゾウでも成功的な結果が得られた。これらの研究は、ゾウにおいてmRNAワクチンが初めて適用されたこと、およびEEHVワクチンが一次感染に起因する重い疾患を防ぐことができるという初の公表された証拠を提供している。

EEHVは、北米の動物園における若いアジアゾウの死因の主要な原因であり、アジアのゾウの群れを脅かし続けている。これらの研究は、ゾウのコミュニティが何十年もかけて直面してきた問題に解決策を提供するための重要な一歩として見なされている。