イスタンブールのサリエール区に住む41歳のメフメト・ポラト氏は、長引く咳と体重減少を訴え、シシュリ・ハミディエ・エトファル教育研究病院を受診した。検査で患者の肺に疑わしい腫瘤が検出された。オンル・デルディヨク准教授とチームは気道を調べるため気管支鏡検査を行い、肺から採取した断片が異物とその周囲に形成された反応性組織で構成されていることを突き止めた。

ポラト氏は7月7日、ビデオ支援下胸部手術(VATS)で手術を受けた。術中迅速病理検査で悪性でないことが確認された。詳細検査の結果、腫瘤とみられていたものは患者の肺に迷入した骨片と、時間をかけてその周囲に形成された反応性組織だった。手術後、患者の健康は回復したと報告された。デルディヨク准教授は、肺の変化が術前後の画像で明確に確認できたとして、早期診断の重要性を強調した。ポラト氏は「咳、倦怠感、大幅な体重減少で受診した。骨が好きな人間なので、それが見つかったのも当然だと思う」と経緯を語った。手術は約2時間かかり、異物が長期間肺に留まると嚥下障害を引き起こす可能性がある。