フォード・マスタングは2015年モデルから全車種で独立後輪サスペンション(IRS)を採用した。この技術は以前、1999-2004年のCobra SVTモデルのみに搭載されていた。IRSは各輪が独立して動くため、路面追従性と乗り心地を向上させるが、コストが高い。

1965年モデルのマスタング開発時、IRSはテストで優れた性能を示したが、コストと重量の問題から固定後輪アクスルが採用された。固定後輪アクスルは直進加速に適しているが、コーナリング性能は劣る。

現在、マスタングの全モデルでIRSが標準装備されているが、直進加速に特化した用途では固定後輪アクスルが選ばれることもある。ドラッグレースなど直進性能が求められる用途では、固定後輪アクスルがより強力で効果的な選択肢とされる。