IonQは国防高等研究計画庁(DARPA)と2億8000万ドルの契約を締結した。この契約の下で、同社はアメリカ政府の顧客向けに125台のEvergreen-05光学原子時計を生産し、納入する。これらの時計は、レーダー、安全な通信、精密な地理的位置付けなどのアプリケーションで使用される。

Evergreen-05は、約5リットルの箱(靴箱サイズ)に収まるように設計されている。1秒あたり50フェムト秒の時間安定性を提供し、10日間のホールドオーバー期間中にナノ秒単位の精度を維持する。これは、3000万年で1秒未満の誤差に相当する。また、活性水素メーザーの1/75の容積を占め、低い位相ノイズと強い短期安定性を提供する。

生産を拡大するために、IonQは、分離された生産エリア、改良された設備、テストインフラストラクチャーのために1億5000万ドルの投資を計画している。この技術は、2025年にIonQが買収したVector Atomicによって開発された光学時計を基にしており、DARPAの2019年からの長期的な支援によって実証されている。同社は、この時計を陸上、海上、空中のプラットフォームで強固化されたパッケージで使用することを目指している。