JCB Hydromaxがボンネビル・ソルトフラッツで時速653.91kmの新たなFIA世界速度記録を樹立した。パイロットを務めたウィング・コマンダーのアンディ・グリーンは、20年前に同地で時速510kmのディーゼル記録を打ち立てた人物でもあり、今回の記録はさらに特別なものとなった。グリーンは時速644.74kmと663.27kmの2方向平均で時速653.91kmを達成した。
Hydromaxは長さ9.75m、出力1600馬力のJCB独自の水素内燃機関を搭載している。このエンジンは、JCBが1億ポンドを投じた水素開発プロジェクトの一環として建設機械に使用される技術と同じものだ。水素エンジンは、水蒸気と微量の窒素酸化物のみを排出するため、低排出ガスの代替案を提供している。
この記録は、JCBがテキサス州サンアントニオに5億ドルを投じて建設する新工場の開設前に達成された。Hydromaxは、2016年に時速549.21kmで最速の電気自動車記録を樹立したBuckeye Bullet 3よりも速い。この成果は、水素エンジンが極限性能に対応可能であり、生産ベースのエンジンとしても有効な選択肢であることを示している。
