Linux 7.3カーネルで、グラフィックメモリ管理に重要な変更が加わる。ValveのLinuxグラフィックチームのNatalie Vockの取り組みで、TTM(Translation Table Management)メモリ管理にcgroup保護プロセス向けのより効果的なエビクト機構が追加される。この変更は、VRAMが減少した際に保護プロセスがGTT(Graphics Translation Table)に配置されるのを防止するのに役立つ。
この新機能により、保護プロセスがVRAMを有効に利用できるようになる。Vockによれば、保護されていないプロセスがVRAMを占有した場合、TTMは直ちに回収するのではなく、保護されていないバッファをエビクトして保護プロセスのために領域を確保する。これにより、システムが提供するメモリ保護を最大限に活用できる。
現在、これらの変更はAMDGPUおよびXeドライバ向けにDMEMCG(Device Memory Control Group)サポートと共に提供される。また、UDMABUFコードの64 MB制限が解除され、Allwinner Sun4i DRMドライバでYUVおよび4Kサポートの改善が行われた。NouveauドライバにもDMEMCGサポートが追加された。
