東京大学と日本遺伝学研究所の研究者が、メダカのゲノムにある反復領域が種多様性とどのように関連するかを明らかにした。研究者らはPacBio HiFiとOxford Nanoporeの超長読み取り技術を用いて、メダカのゲノムにある反復領域を完全に解読した。これらの領域は、染色体の安定性から性決定まで、さまざまな生物学的プロセスで重要な役割を果たしている。
メダカのゲノムにある反復領域には、従来のDNA読み取り方法では解読できなかったセントロメア、テロメア、リボソームDNA配列、X染色体とY染色体、巨大な移動性要素テラトーンが含まれている。これらの領域の解読は、染色体が新しい細胞にどのように正確に分配されるか、移動性DNAがゲノムでどのように生き残るか、生物学的性別がどのように決定されるかなど、重要な生物学的知見を提供している。
研究者らは、メダカのゲノムにある反復領域が、異なる生物の表現型(観察可能な)特徴にどのように貢献するかを理解するために、これらの領域を比較した。また、メダカのゲノムにあるテラトーン要素は、近くの遺伝子の発現を変えることができ、メダカのシレネの形に影響を与える可能性がある。
