アイダホ国立研究所(INL)で7月29日に稼働したモジュラー式アンチモン処理施設では、米国が地元のアンチモン鉱石から軍事用品質のアンチモン硫化物を生産する方法を試験している。この施設では、Perpetua Resources社のStibnite Gold Projectからのサンプルを処理し、軍事用弾薬、電池、太陽電池ガラス、難燃材料などに使用されるこの特殊材料の品質を確認するためのデータを収集する。

モジュラー設計により、処理工程を試験し、効率を向上させるためのデータ収集が可能となっている。この施設では、米国唯一の地元アンチモン鉱床とINLの高度な材料・処理開発の専門知識を組み合わせている。このプロジェクトは、鉱石から弾薬成分までをカバーする「地表から弾丸まで」の戦略の一環として、中国やロシアへの依存を減らすことを目指している。

この施設はアンチモンだけでなく、他の重要鉱物の処理にも柔軟に対応できるプラットフォームとなる可能性がある。このプロジェクトは、労働力の教育と商業規模の鉱物処理能力の再構築を支援する技術的知識の発展にも寄与する。