南アフリカで人口が増加し、農場が拡大し、気候変動に伴う保護地域の乾燥化が進むと、人象衝突が大幅に増加する可能性がある。地域には約300,000頭のアフリカサバンナ象(Loxodonta africana)が生息し、多くの個体が密猟後に回復している。しかし急速に拡大する農場と人口増加により、象が作物を襲う事例が増えている。

研究者はナミビアで38のコミュニティが管理する共同保護区における2004〜2020年の作物被害データを用いて、地域の問題原因を解析した。分析は人口増加と農場拡大が作物被害率を上昇させていることを示した。衝突は11月から12月の雨季に特に高くなった。

また、保護地域の乾燥化が近隣の保護区での人象衝突を増大させた。研究者は土地利用の予測変化と人口増加、気候変動が、2085年までに南アフリカで作物被害リスクを高めると結論付けた。