Texas A&M大学の研究者は、2025年7月25日付の研究で、濃い甘いチェリーエキスから得られたアントシアニンがマウスのトリプルネガティブ乳がん腫瘍の増殖を遅延させ、臓器への転移を減少させ、治療抵抗性に関与する遺伝子の活性を低下させたと報告した。

実験ではマウスを4群に分けた:コントロール、アントシアニン前処理、ドキソルビシン化学療法、アントシアニン+化学療法の併用。アントシアニン投与群は腫瘍増殖の遅延、体重減少の抑制、特に肺・肝臓などへの転移が顕著に減少し、併用群ではこれらの効果がより早期に現れた。

結果はマウスモデルに限られており、人における安全性、吸収、臨床効果を確認する追加研究が必要である。トリプルネガティブ乳がんはホルモン受容体とHER2が欠如しているため治療選択肢が限られるが、食事由来成分が併用療法で果たす役割は将来の戦略を左右する可能性がある。