『Moss』シリーズを手がけたゲームスタジオPolyarcが、12年間の歩みを終え閉鎖された。同スタジオはLinkedInへの投稿でこの決定を発表し、「ほぼ12年にわたる継続的なゲーム開発という感情的な役割を終える」と述べた。2015年に設立されたPolyarcは、2018年にSteamで『Moss』をリリースして注目を集めた。

『Moss』は、多くのVRゲームが一人称視点に注力する中、クラシックな三人称視点のプラットフォームアクションをVRに適応させ、独自の体験を提供した。2022年に発売された続編と合わせ、両作は合計160の受賞およびノミネートを獲得し高い評価を得た。2025年にはPvP戦略スピンオフ『Glassbreakers: Champions of Moss』がリリースされたものの、大きなユーザー層を獲得できなかった。その後、中規模プロジェクトの資金調達が難航し、サードパーティパブリッシャーとの「一発逆転」の契約も成立しなかった。

この事態を受け、従業員の約3分の2が解雇された。最後のリリースとなった『Moss: The Forgotten Relic』はBlackbird Interactiveと共同開発された『Moss』シリーズのコンピレーションだったが、売上は振るわず、スタジオの存続を支えるには至らなかった。