IIASAの研究者が開発したRIME-Xは、気候リスク評価における不確実性を迅速かつ柔軟に計算することを可能にする。この新しい手法は、単純な気候モデルからの将来の温暖化予測と地域気候・影響モデルのアンサンブルから得られた情報を統合し、単一の予測ではなくシナリオと時間依存の確率分布を生成する。RIME-Xは、地球規模の気候応答、モデル間の違い、自然気候変動性などの不確実性をカバーする。
RIME-Xは、さまざまな地域、シナリオ、指標に対して迅速に適用可能である。研究者たちは、RIME-Xを気候モデルシミュレーションと比較してテストした。温度、降水量、極端な高温、農業生産量など、さまざまな地域と指標について、RIME-Xは完全な気候モデルアンサンブルが生成した分布を密接に模倣した。平均偏差はモデル分散のわずか1-8%であり、これはモデル間の分散が1~2桁小さいことを示している。
RIME-Xは、気候科学者や影響モデラーにとって迅速な地域気候・影響予測を提供する。また、金融や保険など、気候リスク評価に依存するセクターの実務者にも有用である。
