アメリカ、中国、インド、ブラジルなど13カ国から21万4000人以上の高齢者を対象とした調査で、認知症のリスク要因が地域ごとに大きく異なることが明らかになった。教育の欠如は中国で人口の85.6%に影響を与えるが、アメリカでは12.0%にとどまる。同様に、肥満(高BMI)はアメリカで44.9%だが、インドでは13.3%にすぎない。

一方、研究者らは、いくつかのリスク群が世界的に類似したパターンを示していることも発見した。心血管疾患(高コレステロール、高血圧)と行動的要因(喫煙、アルコール摂取)は多くの国で共通して見られた。この結果は、予防プログラムが地域のデータに基づいて調整される必要があることを強調している。

研究者らは、個人のライフスタイルの変更と社会的要因が認知症のリスクに影響を与える可能性があると指摘している。今後、ケニアとエジプトからのデータが追加され、調査はさらに拡大される。これらのデータは、認知症対策におけるより効果的で地域のニーズに合った戦略の開発に役立つ。