2000年に爆発したV445 Puppisは、水素を含まない唯一の既知のノヴァとして天文学者を驚かせた。20年後、この謎の爆発の背後にある連星系とヘリウム爆発のメカニズムが明らかになった。Warwick UniversityのJohn Millsが率いる研究は、この稀な現象が白色矮星がヘリウム星から物質を取り込み爆発した結果であることを示した。
爆発後に残った残骸は、20年間システムを隠蔽した。近年収集されたデータは、この連星系が公転周期3.7日で回転し、爆発後に高速で移動するガス団が現れたことを示す。これらのガス団は爆発後に放出されたと考えられ、他のノヴァでは見られない特徴である。
V445 Puppisは、ヘリウム爆発がIa型超新星につながる可能性を検証する重要な実験室となり得る。Ia型超新星は、宇宙の膨張加速を示す標準光度源として利用される。したがって、V445 Puppisの謎が解明されることは、宇宙測定における重要な一歩となる可能性がある。
