オーストラリアの赤腹クモ(Latrodectus hasselti)では、交尾時にオスがメスの牙の上に逆立ちして自らを犠牲にする行動が、交尾時間を延長するために進化した行動であることが確認された。研究者たちは、この行動が単純な遺伝的基盤を持ち、オスのX染色体に優性遺伝子として存在することを発見した。
研究では、赤腹クモと近縁種のニュージーランドのカティポクモ(Latrodectus katipo)を使った交尾実験が行われ、この行動が複雑な遺伝的基盤を持たないことが示された。現在の研究結果は、この行動がオスのX染色体に優性遺伝子として存在し、メスの行動も影響していることを示唆している。
研究者たちは、この行動が他のLatrodectus属のクモでも観察されるかどうかを理解するために、さらに研究を進める予定である。この研究は、クモの交尾行動の遺伝的基盤を理解する上で重要な一歩とされている。
