天文学者らは、土星の南極上空に十角形(デカゴン)の形状が現れていることを突き止めた。この発見は、アグスティン・サンチェス=ラベガ氏らによる新たな研究論文とともに『Science Advances』誌で発表された。

長年知られてきた北極の六角形と比較すると、南極はこれまであまり知られていない興味深い波動現象である。土星はガス惑星であるため、この形状は巨大な岩石構造ではなく、大気内で発生する波動現象だ。

研究者たちは、北極に見られる強力な東向きジェット気流とは異なり、この形状は波動が蛇行(メアンダー)することで形成されたと結論づけている。これらの知見は、巨大ガス惑星における流体の流れと波動の相互作用について新たな視点を提供する。