写真家・初澤亜利は、1885年の鉄道駅開業をきっかけに小さな谷間の町から東京のグローバルな若者文化・ファッションの中心地へと変貌した渋谷の軌跡を追う。

筆者は、1980〜90年代に東急と西武という小売り大手が生み出した商業トレンドと、センター街の「チーマ」と呼ばれる若者グループや、のんべい横丁の小さな居酒屋などで育まれたサブカルチャーが共存していた時代を描写する。

この混在が、筆者の言う「予測不能なエネルギー」に満ちたストリートライフを支えていた。