研究チームは、大規模な地震後の交通網(道路と鉄道)の再建が地域経済の活性化に重要な役割を果たすことを実証した。研究はProf. Sunbin Yooの指導のもと実施され、Transportation Research Part Aに2026年掲載された。
2006〜2020年のデータと1,700以上の日本の自治体を対象に、道路と高速鉄道の修復が地域GDP、人口流動、新規事業数に与える影響を比較した。道路修復が生産、人口流動、新規事業創出においてはるかに強い正の効果をもたらすことが判明した。シミュレーションでは、道路が修復されなければ2020年時点で年間約567.3億円の追加的経済損失が生じると予測される。
本研究は日本の大規模地震と既存インフラデータに限定されているため、結果を他国や異なる災害種別に直接適用できるかは不明である。著者らは、今回の知見が将来の災害対応政策やインフラ計画の指針となることを期待している。
