英国海軍は、海上で自律的にドローンを発射・回収するロボット船システムの試験を行った。この試験は、人間の介入なしで長期間の海上情報収集に向けた新たなアプローチの開発を目指している。システムは、ACUA Oceanの自律水上車両(USV)であるPioneerと、Teledyne FLIR DefenseのSkyCarrierおよびSkyRanger R70ドローンを組み合わせたものだ。SkyRanger R70は、Pioneerと電力・データ接続を維持するケーブルを通じて継続的な電力供給を受け、長時間の空中監視が可能となっている。
SkyRanger R70ドローンは、NVIDIAプロセッサを搭載し、リアルタイムのオブジェクト検出と分類を行う人工知能システムを備えている。また、4台のコンピュータビジョンカメラと、長距離・高解像度画像を提供する電磁光学・赤外線センサー群で構成されている。Pioneerは、過酷な海上環境でも安定性を維持できる能力を持ち、ドローン作業にとって重要な役割を果たす。
この技術は、水中戦、対海雷対策、情報収集、重要な海上インフラの保護などの分野で活用できる。ACUA OceanのCEOであるNeil Tinmouthは、このシステムが英国海軍に即時利用可能な多目的情報収集能力を提供すると述べた。
