中国南西部の洞窟で、光にさらされない世界に適応した希少な淡水サルディが見つかった。Erhaia dijiangと呼ばれるこの目のないほぼ無色のサルディは、中国で初めて記録された洞窟サルディ種である。洞窟環境に特化したこの種は、標高2062メートルの洞窟に生息する最も高所の洞窟サルディとしても記録を更新した。

Erhaia dijiangは、完全に洞窟生活に適応したトロゴビオン種である。目も色素もなく、透明な外皮の下に薄い体がはっきりと見える。この特徴は、常に暗闇で生活する生物に共通するものだ。研究者らは、このサルディに、古代中国の文献で凶悪な山神として記述されたDi Jiangにちなんで名付けた。

洞窟サルディの生息地は、20℃の浅い洞窟水中で岩や破砕岩の間にある。だが、成体が3例しか見つからず、若齢個体が観察されていないことは、種の将来に対する懸念材料だ。研究者は、この種の保護に向けた緊急対策が必要であると強調している。