ハーバードのジョージ・チャーチ研究室とワイス研究所は、AGENTEXというプラットフォームを開発し、細胞外の混合液中で34種のアミノ酸を含むタンパク質を合成できることを発表した。ツールはゲノムの再コード化や生体の使用を必要とせず、試験管内で新たなタンパク質の生成を可能にする。
AGENTEXは34のコドンをカスタマイズし、tRNAとリボソームを再設計する。tRNAがCCAの代わりにCGAなどの代替テイル配列を保持できるようにし、新しいアミノ酸の導入を可能にする。この手法は、従来の各アミノ酸ごとに10年かかるプロセスと比較して、一度に多数のアミノ酸を追加できる。
システムは現在、細胞抽出物(リセート)中で動作しており、生細胞での適用可能性は不明である。研究者はリボソームの適応や人工知能の統合といったステップで手法の改良を計画しており、これらが完了すれば医薬、材料、農業などの分野で広範な応用可能性が期待できる。
