eBayなどのサイトで「部品用」として購入した機器の修理は、その「壊れ具合」が完全に把握できないため、興奮するプロセスである。今回のケースも同様で、[Dieter Vansteenwegen]氏は180ユーロで購入したCanon 7D Mark IIが、出品者の説明通りに壊れていることを確認した。LCDとHDMI出力が機能せず、オートフォーカスも作動しなかったが、シャッターを完全に押すと写真が撮れることがわかった。また、LCDには標準的なメンテナンスメッセージが表示されることもあり、機器自体は動作可能であることが推測された。おそらく、カメラのプロセッサが何かの理由で常に不機嫌な状態で、簡単な修理で復活する可能性があった。
どんなデジタルカメラも開けてみると、その複雑さがわかる。無限に近い数のサブコンポーネント、PCB、フラットフレックスケーブルが詰まっており、故障箇所を特定するのは容易ではない。幸い、Canon Magic Lanternの特殊ソフトウェアコミュニティとPhoto Parts UAのリファレンス画像を利用し、重要な信号の追跡を開始できた。
オートフォーカスのヒントを手がかりに、この問題はMPUまで追跡され、オートフォーカスピンが「アクティブ」と解釈される信号で汚染されていることが判明した。おそらく、外部トリガーモジュールの使用により、内部プルアップ/プルダウンが損傷した可能性がある。3.3Vプルアップ/プルダウン用のボッジワイヤーを追加した後、DSLRは無事に復活した。
この修理は部品コストは安価だが、修理を実施するためには一定のスキルと装備が必要である。それでも、[Dieter]氏がこのDSLRを部品用としての運命から救ったことは称賛に値する。
