ハーバード大学のHugo Aerts氏らによる研究では、胸腺が成人における免疫健康と長寿において、これまで考えられていたよりもはるかに重要な役割を果たしていることが明らかになった。この研究では、27,000人以上の健康データを分析し、胸腺健康スコアを算出したところ、このスコアが長寿、がんリスク、心血管疾患、がん治療の反応と強く関連していることが判明した。
胸腺健康スコアが高い個人は、低いスコアの人と比べて12年後に死亡リスクが約50%低く、肺がんの発症リスクが36%低く、肺がんによる死亡リスクが50%低いことが確認された。また、心血管疾患による死亡リスクもNLST群では63%、FHS群では92%低かった。
研究者たちは、胸腺の健康が成人における免疫健康の基本的な要素であり、この健康状態はルーチンの医療画像診断法で測定できる可能性があると主張している。これらの発見は、胸腺が成人における免疫健康と長寿の役割の再評価につながり、将来の治療戦略を形作る可能性がある。
