Commonwealth Fusion Systems(CFS)は、10億ドルの新規投資ラウンドを完了し、核融合エネルギー分野で最も資金調達を成功させたスタートアップとしての地位を維持している。この投資ラウンドには、ヘッジファンド、政府系ファンド、インフラおよび産業パートナーなどの主要な機関投資家からの支援が集まった。同社は、この投資を商業的な核融合エネルギーの実用化に向けて活用することを明らかにした。

CFSは現在、Sparcと呼ばれる実証用リアクターの建設を進めており、Arcと呼ばれる初の商用電力プラントの設計を最終化している。同社は、Sparcが2027年に科学的な均衡点に達することを目指している。この均衡点とは、核融合反応がリアクターの燃料を維持するために消費するエネルギーよりも多くのエネルギーを生み出す重要な段階である。これまで、この成果はローレンス・リバモア国立研究所の国家点火施設でのみ達成されている。

Arcプロジェクトについては、イタリアのエネルギー企業Eniが10億ドル以上の電力購入を約束し、GoogleはArcの総出力の半分にあたる200メガワットの電力購入を約束している。CFSはこの投資を通じて、核融合エネルギーの商業的実用化に向けて重要な一歩を踏み出している。