2029年にファーストライトを迎える超大型望遠鏡(ELT)に向け、宇宙論モデルを検証するための観測装置NEXUS@SHARPの開発が進んでいる。この装置は、超拡散銀河(UDG)のダークマターハローを調べるため、多天体分光器(MOS)機能を備える。

UDGは天の川銀河ほどの大きさがありながら、恒星の数が数千分の一程度しかない、極めて暗い銀河だ。NEXUS@SHARPは球状星団を観測することで、これらの銀河のダークマターハローと形成史を明らかにする。

直径39.3メートルの分割鏡を持つELTに搭載されるNEXUS@SHARPは、多数の球状星団を同時に観測し、従来の分光観測では困難だったデータ収集を可能にする。この研究では、UDGの2つの異なる形成シナリオを区別するために必要な複雑なデータを取得するNEXUSの能力が強調されている。