NASAのジェット推進研究所のEvann Kurzawa-Ferrandezらの研究チームは、ELTのANDES分光計を用いて18の潜在的に居住可能な惑星でバイオシグネチャーを検出できることをシミュレーションした。研究者らは、ANDES分光計を使って、二酸化炭素、水蒸気、メタン、酸素などのバイオシグネチャーを検出する計画だ。しかし、酸素の検出は最も困難なバイオシグネチャーとされ、ほとんどの惑星では100回のトランジット観測では確実な検出が難しいことが判明した。
シミュレーションでは、ANDESが水分子を検出するのが最も容易であることが示された。例えば、TRAPPIST-1システムの惑星では、水の存在を統計的に証明するために10~19回のトランジットが必要だ。しかし、酸素の検出には4倍以上のトランジットが必要となる。研究者らは、シミュレーションでは雲、霧、星のフレア、太陽黒点を考慮していないことを認めている。
ELTのANDES分光計は、適応光学をサポートする積分分野単位(IFU)モードも備えている。このモードは、回折限界観測と高コントラスト/反射光アプリケーションのために設計されている。ELTの設計者たちは、トランジットデータと反射光データを統合する任務も担っている。
