マインツ大学の物理学者たちは、反強磁性スカイミオンが電流によって直線的に動くことを初めてリアルタイムで観測した。これらのスカイミオンは、スピントロニクスデバイスで使用される可能性を秘めた磁気渦であり、強磁性系で見られるスカイミオンホール効果なしで動くことができる。

スカイミオンはナノメートルスケールで非常に小さく、安定しており、電流によって操作可能である。しかし、強磁性系では、電流によって誘導される際に最大30度の偏向を示す。一方、反強磁性系ではこの偏向は観測されず、スカイミオンは電流の方向に直線的に動く。

研究者たちは、スカイミオン同士の相互作用と動きを時間分解能X線顕微鏡で観察した。この研究は、スカイミオンを基盤とするデバイスの開発に向けた基礎的な知見を提供する可能性がある。