大阪大学と他の機関の研究者らは、sPLA2酵素に曝露されたSPLEVと呼ばれる特殊な加工細胞由来の製品が、サイトカイン嵐の影響に対して強力な保護を提供することを発見した。この嵐は、感染によって引き起こされることがあり、制御不能な免疫反応が全身性炎症や肺不全などの重大な結果を引き起こす可能性がある。SPLEVは、急性呼吸不全症候群を持つマウスで肺炎を著しく軽減し、これは肺内の免疫細胞の減少とより低いサイトカイン生産によって証明された。

SPLEVは、未加工の細胞外小胞体に比べて肺のアスチマに選択的に作用し、直接肺上皮細胞を標的として保護的脂質の大量生産を誘発した。この効果を「脂質反撃」と名付けた研究者らは、この方法がサイトカイン嵐の影響を成功裏に阻止することを示した。

SPLEVは、敗血症、凝固障害、肝臓損傷、大腸炎、肺炎などの他の炎症性疾患のマウスモデルでも有意な有益な効果を示した。これは、SPLEVがこれらの疾患の治療に潜在的に有用であることを示唆している。