新しい研究で、Golgi複合体がDNA修復を制御していることが明らかになった。EMBL HeidelbergのPepperkokグループは、このプロセスが核の外でも、Golgi複合体で起こっていることを発見した。Golgiは通常、タンパク質の処理と分配で知られる細胞小器官だが、この研究はDNA修復タンパク質もここに存在することを示した。
研究では、DNA損傷が発生すると、Golgiから核へ修復タンパク質が送られることが確認された。損傷の種類によって異なるタンパク質が働くことも判明した。例えば、RAD51Cタンパク質はGiantinと呼ばれるタンパク質と相互作用し、Golgiに留まっているが、DNA損傷が発生すると核に移動する。このメカニズムは、DNA修復が核の外でも調節されていることを示している。
研究は、Golgiと核のつながりがこれまで考えられていたよりも広範囲に及ぶことを示した。GolgiがDNA損傷に応答して修復タンパク質を貯蔵し、解放し、タイミングを調整する役割を果たしていることが判明した。これは、細胞質のプロセスがDNA修復と直接関連していることを示している。
