オーストラリア技術大学(UTS)の研究者らは、橋梁で使用されるケーブル張力システムから着想を得て、海上風力タービンの耐震性を高める技術を開発した。15メガワット級のタービン向けに設計されたこのシステムは、ケーブルとサポートロッドを用いてタービンの柔軟性を高め、地震・風・波の影響に対する耐性を向上させる。

シミュレーションでは、ケーブル張力システムを搭載したタービンは従来型モデルよりも優れた性能を示した。このシステムはタービンの共振と高次振動モードを低減し、上部構造にかかる応力を大幅に軽減した。また、タービンの歪みを防ぎ、構造的な一体性を維持するのに役立った。

この技術は、特に地震リスクの高い地域で海上風力エネルギーが普及する地域において、タービンの耐久性を向上させる有望な解決策を提供する。さらに、既存タービンのモダナイズにとって経済的な選択肢としても注目されている。