ハッブルの20年にわたるアーカイブデータとウェッブの新規観測を組み合わせることで、オメガセントauri星団内の1つの星の周囲を公転する不可視天体が検出された。この天体はoMEGACat BH-2と名付けられ、その質量は太陽の4.46倍。この質量を持つ天体は中性子星にはなり得ず、予想より軽い恒星質量ブラックホールであることが判明した。

星団の高密度と低金属量の特性から、このようなブラックホールの存在は予想されていなかった。この発見は、金属が乏しい環境で星がどのように崩壊してブラックホールを形成するかを理解するための新たな手がかりを提供する。また、この連星系が94年の公転周期を持つことは、ブラックホールが星団内での星を捕獲したことを示している。

oMEGACat BH-2の寿命は、星団の120億年の年齢に比べて非常に短く、10億年未満と推定される。これは、星団内の他のブラックホールも同様に時間とともに散逸した可能性を示唆している。今後のナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡は、このような天体をより広範囲で探査するのに役立つ。