ラダックの4000メートル高地にある「サルの女の洞窟」で発見された10人の遺骸のDNA分析により、1500年前に存在した集団が確認された。この集団は南アジア系とチベット系の遺伝子をほぼ同等に保持していた。

南アジアの古代DNAサンプルが極めて少ないため、この発見は地域の人口形成を理解する上で重要な欠落を補う。研究者らは、この集団が2800年前に2つの異なる系統が混合して誕生し、現在のラダックのミネロ族やバルティ族などヒマラヤ地域の人口に遺伝的影響を与えたと指摘する。

しかし、この集団の生活様式や文化についてはまだ不明。研究者らは、この発見が地域の古代史と人口移動の理解に重要な一歩となるとしている。