スコルテックとゼリンスキー有機化学研究所の研究者らは、空洞の厚さが増すにつれてポラリトンレーザーの動作モードがどのように変化するかを示した。有機ポリマーMeLPPPを用いて、単一の構造内で強結合と弱結合の遷移を可視スペクトルで実証した。この研究は、光トランジスタや常温でコヒーレントな光源を開発する新たな機会を提供する。
研究では、ポラリトン凝縮が新たなナノメートルスケールのレーザーの発展につながる可能性があることが示された。ポラリトンは、フォトンが半導体構造と相互作用することで生成される光と物質の混合準粒子である。ポラリトン凝縮は、低い活性化閾値を持ち、周囲環境で反転を必要としない新たなナノメートルスケールのレーザーの道を開く。
研究者らは、空洞の厚さを精密に調整するために局所的な圧縮を使用した。これにより、レーザーの動作モード間の遷移中にレーザー閾値が1桁以上変化することを観察することができた。この構造は、冷却を必要としない光論理素子や超高速スイッチの基盤となる可能性がある。
