銀内のプラチナとクロム原子のペアが、エタノルをアセトアルデヒドに変換する際に触媒の時間経過による失活を防ぐ新しい方法を開発した。このペアは必要な水素原子のみを除去し、不要な副産物の生成を防ぐことで、従来の触媒が直面する問題を解決した。研究者たちは、この方法がバイオマスから生産されたエタノルを使用して石油化学製品の代替になる可能性があると主張している。
触媒は化学反応を加速させながら自身が消費されずに働くが、同時に速くて選択的であることが難しい。エタノールの脱水素反応では、従来の触媒は必要な水素原子を除去した後、反応を継続させることで不要な反応を引き起こす。時間の経過とともに、炭素の沈着や構造的変化により性能を失う。この問題を克服するため、研究者たちは量子力学的計算に依り、銀内でプラチナとクロム原子が自然にペアを形成することを予測した。
このペアは、銀内の分離されたプラチナとクロムサイトとは異なる電子構造を示し、独特の表面化学を提供することが明らかになった。
