インドネシアの泥炭火災は、強力なエルニーニョの影響で2015年の惨事と同様のレベルに達した。NASAのアクア衛星が9月1日、集中的な火災熱源を観測。同国は世界の熱帯泥炭地の36%を保有しており、火災は地下で燃え続け、消火が困難な火源を生み出している。2015年には17億5000万トンの排出量を記録した火災が、今年は1カ月でその約10%を排出した。

8月初旬には国土の90%が乾燥状態にあった。MODIS/VIIRSは煙の下や地下火災を検知できず、最も濃い煙の領域では検知数が減少する傾向さえある。1990年代に掘削された排水路が地下水位を低下させ、リスクを高めていた。2015年以降に講じられた対策が今年試されている。新たな衛星アルゴリズムが地下火災の検知を試みている。

煙害で学校が遠隔授業に切り替わり、9つの国立公園が閉鎖、航空便が遅延した。科学者たちはエルニーニョが発生しない年でも継続的な対策が必要だと警告している。