James Webb宇宙望遠鏡(JWST)は宇宙の多くの奇観に新たな視点をもたらしたが、まだ「エクソムーン」の発見には至っていない。これらの遠方の衛星は、現在理論上の存在であり、外惑星の周りを公転していると考えられており、JWSTが多数発見することが期待されていた。しかし、実際にはそうなっていない。その理由は、望遠鏡のハードウェアにあるノイズか、星からのノイズだとされていた。
しかし、コロンビア大学の天文学者デイビッド・キッピング氏は、JWSTが実際にエクソムーンを見つけられることを示す新しい研究を発表した。その方法は、同じ場所を繰り返し観測することだ。LP 890-9 c惑星を対象とした分析では、JWSTから10以上の観測データが使用された。
1回の観測で十分であるが、2回のクリーンな観測を統合すると、エクソムーンの検出感度が著しく向上する。0.1地球サイズの月が見つからないことを95%の確実性で裏付ける研究は、JWSTに「ノイズベースライン」がないことを証明している。これは初めてエクソムーン探査を可能にする方法だが、JWSTの時間制限により、この惑星の観測は困難を極めている。しかし、研究はJWSTの可能性について希望を与える証拠となっている。