オーストラリアのカーペンタリア湾で行われた最新の調査は、同地域のデュゴン(海哺乳類)個体数推定が50%減少したことを示した。調査はJames Cook University、Charles Darwin University、先住民保護団体の共同フィールド調査で作成された。この減少は、世界で2番目に大きいデュゴン個体数が危機に瀕していることを示す。

研究者は減少の主な原因を二つに絞っている。気候変動が激化させた激しい気象事象による海草の喪失と、商業用網漁による混獲である。特にQueensland沿岸でこれらの影響が顕著と指摘されている。デュゴンは寿命が長く、繁殖が遅く、回復が困難な種であることが強調された。

科学者と先住民保護者は、この状況は緊急の保護対策が必要だと主張している。北部地域政府は来年末までに網の使用を完全に停止することを約束したが、即時の実施が提案されている。Queensland政府も同様の無網地域を設定し、デュゴンと海草のモニタリングを拡大することが期待されている。しかし、Queensland沿岸の完全なデータが不足しているため、原因の正確な把握が困難である。