Arizona Devlet Üniversitesi(ASU)の研究者らは、昆虫社会の進化に関して長年議論されてきた理論に疑問を投げかける研究を発表した。研究者らは、真社会性と呼ばれるこの社会的組織が遺伝的継承システムだけでは説明できないことを示した。この研究はCurrent Biologyに掲載され、69,000種以上の昆虫を含む大規模なデータセットに基づいている。

研究は、ハプロディプロイドと呼ばれる遺伝システムが真社会性の進化において単独の決定要因ではないことを明らかにした。ハプロディプロイドは、雌の昆虫が二組の染色体を持ち、雄は一組だけを持つシステムである。このシステムは、場合によっては兄弟姉妹が自分の子どもよりも遺伝的に近くなることをもたらすことがある。しかし、研究者らはこのシステムだけでは真社会性の進化に十分に作用しないことを示した。

研究者らは、真社会性の進化が特にaculeate Hymenopteraと呼ばれる昆虫群で頻繁に見られることを確認した。この群は、サル、ミツバチ、紙巾蜂などの真社会性昆虫を含む。だが、この関係はこの群の独自の進化史に起因すると指摘した。