Entropy Inc.は、Advantage Energy Limitedの子会社として、カナダ・アルバータ州のグレイシャーガス施設で「Glacier Phase 2」プロジェクトを完了し、世界初の商業的燃焼後炭素捕集システムをガスタービンに導入した。このシステムは、天然ガス燃料のタービンから排出されるガスを浄化し、低炭素電力生産に貢献している。同社は、この取り組みを計画通りに3週間のダウンタイムで実現したと発表した。
Entropyは、排ガスから90%以上の二酸化炭素を分離し、年間192,000トンのCO₂を地下に圧入して貯留している。このプロセスは、特殊な溶剤を含む吸収塔を通過してCO₂を捕集し、その後回収された熱で溶剤を再加熱することで行われる。施設には15MWの新しいガスタービンと、合計30MWの容量を持つ11台の往復式エンジンが設置されている。
施設では依然として天然ガスの燃焼が行われているが、捕集されたCO₂は長期的な地質貯留に送られている。このシステムは、化石燃料の使用を完全に排除するものではないが、低炭素ベースロード電力を供給している。システムのスケーラビリティとコスト効率については、さらにデータが必要とされている。
