Linux 7.3カーネルは、FUSEファイルシステム向けにIO_uringベースのバッファプールとゼロコピー処理を追加した。この機能により、ユーザー空間ファイルシステムとカーネルのやり取りがより効率的になる。
従来はFUSEリクエストごとに個別のデータバッファが割り当てられていたが、新方式ではメモリブロック全体を提供できるため、不要な大容量バッファが不要になる。また、サーバがクライアントページに直接アクセスできるためデータコピー工程が省かれ、この権限はCAP_SYS_ADMINに限定される。
著者の測定結果によれば、これらの変更によりFUSEの性能が顕著に向上していることが示されている。ただし、大規模フォリオサポートはまだLinux 7.3では完了しておらず、今後のバージョンで提供される予定だ。
